園長室から

2020年1月30日
食べたものが、わたしになる。

 先週25日(土)に私、副園長、教頭の3名で映画を観て来ました。この映画の最後に出てくるメッセージが、「食べたものが、わたしになる。」映画のタイトルは、「いただきます みそをつくるこどもたち」です。泣いて笑って癒されて元気が出た映画でした。ドラマや映画になった「はなちゃんのみそ汁」の「はなちゃん」が通っていた福岡市の高取保育園のようすを綴ったドキュメンタリー映画です。高取保育園は、1968年に開設されました。開設当時から園長を務めておられた西福江先生。まだアレルギーや食育という言葉がない当時から、アレルギー疾患の子どもたちを受け入れ、解決策や食のあり方を模索され、「和食」へとたどり着きました。だから高取保育園の給食は、伝統的な「食養生 医食同源」に基づいた、玄米が主食で、それにみそ汁、納豆、旬の野菜を中心にした和食の献立です。毎日子どもたちは、この給食を完食しています。朝から元気いっぱい。裸足で園庭を駆け回ったり、竹馬を乗りこなしたり、真冬でも薄着、素足で風邪を引かない。毎日の給食が、元気のパワーのもとになっています。そして、自分達が食べるみそ汁のみそ100kgを毎月年長さんが仕込んでいます。西園長先生は、これまでの実践を通して、「知・徳・体の根源は、食育にある」ということを言われています。私がこれまで大事だと考えていた「食」についての思い、食べたものが、その人の身体をつくる、そして、身体をつくるだけでなく、心までつくっていく、「魂を育てる」ということを保護者の皆さんに伝えてきたのは、間違いではなかったと確信しました。食事の準備は大変です。私もしっかり出来ていたわけではありません・・・でも毎日食べるものだから、もっと大切にしてほしいと考えます。食の大切さを理解して意識することだけで、食習慣は、少しずつ変わっていくのではないでしょうか?食習慣は、大きくなるにつれて、身にしみついていきます。難しく考えずに、「みそ汁」を毎日の献立にするだけでもかわっていくと思います。この映画は、自主上映会という形で、色々な場所で上映されています。詳細は、ホームページでご確認いただき、ご都合がつけばぜひご覧ください。ホームページはこちらです。 http://itadakimasu-miso.jp/                                                                      2月26日(水) サンケイ学園 大阪校 大阪市北区芝田1丁目1ー4阪急タ-ミナルビル4F 13:30〜 生味噌で味噌玉 あります 【 入場料 】 1000円 申し込みはホームページから                                年中さんは、明日、「みそ作り」をします。


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